財産没収稽古2017.11.16

この日は、造形大の里井さんと、大学院でテネシー・ウィリアムズを研究していた朴さんが見学に来られました。

3ページを重点的に作ります。

ウィリーとアルヴァがお互いに学校に行かない理由を告白し合っているセリフを、トムとアルヴァ(あるいはローズ)の会話に変更。

また、この前のシーンで、トムを恋人が襲おうとし、それをアルヴァが瓶で殴って止める、という風にしていたのですが、どうもこれがうまくいかなくなってきました。すごく惹かれている相手。恋する相手が殴られているのを、テネシーはどう受け止めれば良いのか、そして姉がそこまで強権的な態度をとるのはなぜか。

本当は、セックスをして仕舞えば良いという話になったのですが、そこはあえて、襲わない、という風に落ち着きました。二人は結局、関係を持たない、という前向きな選択です。

その後ウィリーのお姉さんがいかにモテていたか、という話を必死にするのですが、初演ではテネシーが一人でやっているということにしていたのを、今回は、ウィリーが夢見がちに語っていると、アルヴァが現実的なコトを言う、そしてテネシーがそれにハッとする、という風に変えました。

自分たちだけがわかっているコトは極力排除して行き、わかりやすくしていく。けれども、テネシー・ウィリアムズの世界であることを忘れない。ということで今のところ何とか、成立しています。

終わりに、朴さんが、トークセッションのことについて色々と意見を言ってくれました。