財産没収稽古2017.5.15

今日は、稽古初日でした!

実はもうすでに1度稽古があったのですが、
私のミスでお休みが一人出たので、全メンバー揃っての「財産没収」稽古初日は今日となりました。

いやー相変わらず詰めが甘いわ。

ちなみに先週は「悪童日記」を気に入ってくださって、3回も見に来てくださったPさんが、稽古に顔を出してくれました。彼はテネシー・ウィリアムズを大学院で研究していたそうで、今回の公演の参考にとたくさん本を貸してくださいました。東京在住のため、あまり頻繁には来ていただけませんが、何かとご相談できればと思っています。

さて、今日は、初演の動画を見てのアイディア出しの日でした。

概ね、印象は同じで、改善点も割とはっきりと挙げることができました。

3人のそれぞれの芯となる役の問題。
誰がそのセリフを言うかという問題。
小道具の問題。
そして発語の問題。

それから、初演の時に映画監督の深田晃司さんに「だまし絵みたいだった」と言っていただいたんですが、それを、テネシーウィリアムズのことを知らない人にも感じてもらえるような仕掛けについても話し合いました。

相変わらず、高杉さんのアイディアはストイックです。
でも私、最終的に、チャレンジしてみたくなりました。

・・・改めてびっくりしたんですが、あれからもう、2年が経とうとしています。

2015年7月に、私たちは富山県の利賀村に、この作品を持って行きました。サファリ・Pという団体はまだなくて、じうもまだ、影も形もありませんでした。

あの時の受賞と審査員の方のコメントが、私たちのこの2年を間を大きく揺るがすことになるとは、ちょうど2年前の5月にはまだ知る由もなかったのです。(じうがお腹に宿ることも知らなかった)

久しぶりに見た私たちの「財産没収」は、なかなか、面白い作品でした。と同時に、改善点も割とクリアに、見えてきました。創作って、やればやるほど「初見」の感覚が薄れていきます。うまくいってないことがわかっているのに、なぜかスルーしていることがあるのです。

それが、はっきり見えました。

ここから約3ヶ月の稽古期間があることに、少しホッとしました。アイディアというのは、突然ひらめくものではなく、考え続けて悩み続けて、ある日ポッと形になるもの。その熟成期間が、なんとか確保できたように思います。

こういう考え方も、高杉さんにいただきました。
そして、まっちゃんとえみちゃんは、こういうじっくり系の稽古に、がっつりついていくだけの気力と体力を持ち合わせているのです。打てば、響きます。

私は、学ばせてもらうことばかり、いただくことばかりです。本当に。

というわけで、今回もまた、稽古日誌をつけていきたいと思います。
ちなみに今日、じうやんは保育園だったのですが、お熱が出たとのことで急遽お迎えに行くことになりました。発疹が気持ち悪いみたいで、ギャン泣きします。夕方、病院へ行きます。

高杉さん、まっちゃん、えみちゃん、この夏再び、よろしくお願いします。
心強いスタッフの皆様も、どうぞ、よろしくお願い申し上げます。