悪童日記2月27日

いよいよ二月も終わりにさしかかり、
じうもめでたく、一晩ぶっ通しで眠れるようになり、ほんの少し、楽になりました。
とはいえ、
彼が起きている時間はほぼ、彼か稽古かで染まりきった私の一日。

夫が帰宅し、夕食を作り終わった時から、やっと私の時間が始まるというわけで、
そこから作業するわけですが、

今、猛烈に眠いです。

さて今日は、大石英史くんが稽古場に見学に来てくれました。

この芝居が、戦時下であるということは、小説にもはっきりと描かれているのですが、面白いことに、支配者についての描写はとても少ないのです。私たちは小説の言葉で世界を紡ごうとしているので、支配者についてのシーンを作りたいのですが、なかなか数が集まりません。

将校に代表されるナチス・ドイツの兵士たちが、行進を行いながら、なんとか集めた「戦時下や支配者を描写した言葉」を連ねて、それを表現しようとしたのですが、いまいちうまくいかず。用意したセリフを全て捨てて、新たに、兵士の本音のようなもの、例えば家に帰りたい、というようなことを盛り込むことで、思いがけず、「兵士もまた被害者である」というようなことがわかるシーンとなりました。

いえいえ、もちろんもちろん、加害者でもあるのですが。

そして、
刑事のシーンです。

双子は刑事に、女中殺害の疑惑を突きつけられ、取り調べの中で、半殺しの目にあいます。

ここではがっつりと、高杉さんとまっちゃんにセリフを喋ってもらうシーンにしています。
この芝居はどちらかというと、パフォーマンス色の強い芝居なので、ここが最も芝居らしいシーンとなることでしょう。

この後、クライマックスにしたいと考えているシーンを作って、稽古終了時間が来てしまいました。
明日は通す予定だったのですが、最後まで行けそうにありません。
今でおそらく8割。
さて、ここから2weeks勝負です。
なぜ英語か。夜中だからか。