2017年「私の家族」」カテゴリーアーカイブ

「私の家族」チラシ入稿を終えて。

「私の家族」プレ稽古が来週に迫ってきた。しかしなんでこんな思いをしなくてはならないんだろう、というぐらい辛い本を参考文献として読み、辛い辛いもう無理だと思いながら、それでも村上春樹さながらジェットコースターのように読んでしまった。

もしじうを産んでからこのことについて考えていたら、企画しなかったと思う。あいにくこの事件に興味を持ったのは、じうちゃん、影も形もなかったときのことで、まさか子を産んで、自分がこんなにビビリになるとは想像もしていなかった。でも企画したからにはやりたいし、興味が減ったわけではない、ただ怯える能力が高くなっただけのこと。

関連して、ミルグラム実験やスタンフォード監獄実験についての本も読んだ。こちらはしんどいながらも実験なので、割と面白く読めた。状況の力というのがいかに侮れないか。自分だっていつでも巻き込まれてしまうこと。知っておいて良かったように思う。自分が加害者なのか被害者なのかはさておき。

チラシが入稿できて、ここまではなんとか制作的にも順調です。本当は私以外の、ものすごーく制作に興味のある人と、相談しながら進めたい。でも今、トリコ・Aの制作に日本で一番興味があるのは、私なんだよな。良くも悪くも。

嫌いじゃないのでいいんだけど、稽古が始まったら絶対に仕事が抜けてくる。「このカンパニーの制作したいです!」という人が観てくれて気に入ってくれる芝居になりますように。強烈に祈る。

「私の家族」台本作成中

言葉にできないことを簡単に言葉でまとめてしまってそれで自分も相手も納得させようとすること。それが一つ、人間関係を息詰まらせる問題点だな、と、この台本作っていて思います。

春ぐらいから少しずつ言葉にし始めて、山納さんと月1回お会いさせていただき、いろんなことを話したり本の紹介をしてもらいながら、やっぱり本腰入れてやり始めることができたのは、「財産没収」が終わってからでした。やればやるほど奥が深く、時間がかかる作業だなと思います。台本を作ると言っても何をしているのか具体的に言い表すのが難しいのですが、私が今、捉えたいと思っている世界のことを、とにかく文字にして訂正して文字にして、という感じです。まだセリフは一文字もありませんが、ノートがどんどん、埋まっていく状態です。

なぜかこの段階になって、新たな3冊の本に出会ってしまいました。これを今から読みたいのですが、もう、時間がちっともありません。でもそれが大きく台本に関わってくるようにも思えてとりあえず購入しました。

とはいえ今、おかげさまでこの公演に割く時間があるので、チケット予約のことを考えたり、チラシのことを考えたり、以前は制作さんに丸投げしていたようなことを一つ一つやっていくと、なんというのでしょうか、今まで考えてなくて落としてた穴みたいなものを、今一緒にやってくださっているスタッフさんたちが知らぬ間に埋めてくださってたんだなあーとしみじみ思います。ありがたや。まずはこうやって自分が一つ一つ丁寧にやれてから、人に振るべきなんやなーとか。

10月中旬に東京で始めてメンバー揃って稽古です。その時までにできる限りのテキストを、と思っております。楽しみです。

音楽、大橋トリオさんという方にはまっております。羊毛とおはなさんも。そして、まさかの、明日から私が脚本、演出を担当するシニア劇団恍惚一座「ハウスホールド」小屋入り、一方神奈川芸術劇場ではデラシネラ「信号がない!」も。こちらはテキスト協力させていただいております。皆様是非。