苔玉

マイガーデン

最近創作で何がしたいかという事が随分はっきりしてきた。物語としては非常にシンプルな物が好みで、そのシンプルな物語が、演出に寄ってユニークに解釈される事に興味があるのだ。今年春に書かせて頂いたkiss-FMのラジオドラマでは、シンプルな物語を書く、という事について少しだけ挑戦できたような気がしている。またあれを、時間ができたら演出してみたい。

シンプルというのは奥が深くて、いまもウェブの為のテキストを黙々と入力しているのだが、ただ文字が羅列してあっても、それはシンプルとは言わんなとつくづく思う。シンプルなウェブサイトが作りたいとおもって始めたのに、こんな素人ではただの読みにくいサイトしか作れんのだ。やはりシンプルには情熱だけじゃ挑めない。経験とテクニックがモノを言うなと思った。

お家の中にしても、今はもうどれだけ生活がシンプルに気持ちよく送れるかという事を考えて整理しまくってるのだが、まあそれにしてもしばらく着て無い服、使ってないもの、必要な時に出て来ない大事なアイテムだらけでびっくりする。必要な物がいつも必要な時にさっと取り出せて、全く使わないものばかりでスペースが奪われないようにするのは、かなりの智慧を必要とする。欲に負けて買い物ばかりしていてはものが増えるばかり、家具の配置にもセンスがいる。

ああ、お家の事と脚本は似ているな。全く話が前に進まないエピソードに物語が侵略されていないか。欲に負けて、物語が横道にそれていないか。その会話、ほんとにそこでいいのか。

心の中に浮かんだ物を、形にするのは簡単じゃない。この感覚を伝えたい、とか、これが好き!とか、こういうことが幸せ!ほんま最悪!ということを思うのは簡単だけど、形にするのはかなり難しい。それでも飽きずに追求する為のガソリンは、功名心とかでは限界があるなと思う。やってるうちに日が暮れるぐらいの喜びが、きっと必要なんだろう。

そう言う意味では家の片付けもウェブの作成も、下手なりに集中できるし、まだ全然だけど向いてるのかなと思う。一方脚本はといえば。書きはじめたらかけるんだけどな。書き始めたら。

 

 

 

 

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