財産没収稽古2017.7.17

この日はすくとじうが稽古場に。稽古は昼間に行っているのですが、祝日は保育所が休みのため、どうしても一緒に来ざるをえません。

さて、この日は4ページの稽古です。私がこのシーンで気になっていたことは、母が駆け落ちしていなくなったこと、父が失踪したこと、姉が病死したこと、そしてまだ10歳そこそこの女の子が差し押さえられた家にこっそり住んでいるというこの悲惨さが、セリフからどうも浮かび上がって来ないということ。

このセリフをしっかりと届けるために、セリフの割り振りを考え直します。

また、恋人がなぜ、テネシーが劇作に夢中になり、一緒にいる意味がなくなったとわかった時点でしつこくここに居続けようとするのか、という点を解消するべく、ここで一旦、出て行こうとしてもらうことになりました。出て行こうとするが「沈みかけた船からネズミが逃げ出すみたい」と言われ、立ち止まります。恋人にも、いよいよ、動きや感情に流れが出てきます。