悪童日記3月14日

さて、今日で稽古が終わりです。
最後に通しをすると決めて、昨日の通しで出てきた問題点を頭から一気に修正していきます。

この日は、里井さんという高校生の女の子とそのお友達が見学に来られました。

また、詩恵ちゃんのコーディネートした衣装も届きます。

いきなり冒頭のシーンから、再びこの作品の本質に迫る問題点を解決するために話し合います。

詳しく言えば、まっちゃんはいつから双子になるのか、ということ。

この芝居は、外から声をかけることによって、出演者がその役を、引き受けていきます。
方法は時間を経て、どんどん変わっていくのですが、

冒頭では、まっちゃんが、高杉さんによって、役になっていきます。
その手つき次第で、お客さんがこの芝居をどう見るかが決まるということ。

具体的な動きで言えば、前をどうやって向くかというただこの一点なのですが。
この時は高杉さんと話し合った結果、意志を持ってその役になる、という解釈でそのシーンを決めたのですが、

今、このブログを書いていると、
方法は同じでも、解釈は、違うのではないか、と思い始めました。
これは、本番までになんとしてでも、決めたいところです。

そこから予定を30分押すところまで修正をし続け、通し稽古を行いました。

こう見せたいけど、見せられていない、というところを、当初の予定通り見せるために、あるいは、本来見せたかった絵を捨てたりしながら、修正しました。この日で稽古場を撤収しなくてはならないという気持ちが、私を高揚させていきました。

通しを終え、稽古場のリノを巻いたり幕を下ろしたりして撤収しながら、
この場所を借りることができたこと、ありがたく思いました。
京都芸術センターに感謝です。

いよいよ明日から、小屋入りです。