悪童日記2月28日

バスの中で、周りの人に愛想を振りまくという時期に入りました。
じう、8ヶ月。

左隣の、3歳のお子さんがいるという女性と世間話をしていたら、何やら笑い声が。
右を向くと、バス中の乗客の視線が、じうに集まっています。
じうは、右隣に座る18歳の受験生に満面の笑みで手を差し出しながら、時折他のギャラリーにも笑顔を振りまいてました。

18歳の受験生は、最初戸惑っていましたが、ついにイアフォンを外し、じうとノンバーバルトークを始めます。
「なんででしょう」「僕、顔が怖いんで」「子供に接しないといけないときは、僕はいつも裏に引っ込むんです」「なんででしょう」とおっしゃってました。

多分、じうは、我が家でお父ちゃんと仲良しなこと。男性だらけの稽古場で可愛がってもらっていること。などから、割と男性好きな赤子です。この日も、男の子、というだけでシンパシーを感じ、交信しに行ったんだと思われます。

私も、じうが笑いかけてくれるたびに、こんな私に笑ってくれるの?と最初戸惑ったことを思い出しました。赤子は皆、癒しですね。

さて、28日は、スタッフさんが集まって、初めての通しをしました。
とはいえ、7割ぐらいしか仕上がっておらずの状態です。

通してみると、いろんな不具合が見つかりました。
そして、課題もくっきりと。

今できている7割の部分は、情報の添削が必要であること。
今できている7割の部分の精度を上げること。
残りの2割は、後に足すのではなく、今できているシーンの補強で増えていくだろうこと。
ラストシーンでは、舞台化した理由がはっきりわかるしくみづくりを行うこと。

スタッフ同士の情報の共有と、
通しを終えたキャストの感想を聞いて、
稽古を終えました。
明日から三月。本番月がやってきました。