口に出したことが本当になる、ということを折に触れて読んだり聞いたりするので、リアルでもSNSでもあまり言葉ではネガティブなことを言わないようになってきたのですが、
思考も本当になるというので、こうなってくると自然に浮かび上がってくるネガティブな気持ちと向き合う必要が出てきます。感情というのはコントロール不可能ですので、浮かび上がってくる気持ちを、体までやられぬよう注意しながら、ぼんやり眺める日々です。
逆かな。体が弱るとネガティブになるし。
でも自分がウィークポイントやと思ってるとそこが本当にウィークポイントになるし。
ああああ。
しかししんどいことがあっても赤子を見ると、みるみる回復します。
さて、今日の稽古では、双子が大人に行く先を阻まれるがそれをすり抜ける、というシーンと、「ありがとう」とうまく言えないシーン、というのにチャレンジしました。
行くてを阻まれるシーン。担当を変え、人数を変えて、何度も繰り返します。すり抜け方、すり抜ける場所、足かせとなるもの、などを少しずつ調整してゲーム性を高めていくと、面白い瞬間が生まれました。
ありがとうと上手く言えない、というのは、この小説の中で、双子が親切を受けた相手に言った言葉なのですが、これって芝居をつくってると本当によくわかる言葉だな、と思います。ありがとうに限らず、言いたくないこと、自分のものと思えない言葉、たくさんあります。嘘をつかずに、つまり、芝居をせずに芝居するにはどうしたらいいか。
これ、今回のこの作品に通じるテーマなのです。
ストーリーを伝えるだけの芝居はしても意味がない。
時間が足りず、
一つだけアイディアを試すまでで稽古は終了しました。でもそのアイディアは、意外と使えそうです。
稽古の写真は後日アップしまーす!
5人中4人が灰色を基調とした稽古着でした。どうでもいいのに写真を撮ってしまいました。