月別アーカイブ: 2016年5月

「会う」ということは「別の個体になる」ということ

いよいよ今週末に臨月に入るということで、入院の準備もしたし、子育てグッズももらったりネットで検索したりと準備が整いつつあるのですが、

うちの子、うまれる気配がない。
限りなく大きくなったお腹に足をぎゅーっと押し付けたまま、一向に下がってこない。
日中は蹴ったり頭突きしたりしゃっくりしたり大騒ぎで、歩いててもそれをやるから「いててて、いててて」と言いながら歩く。暗くなると静かになってくるけど、夫が戻るとまた騒ぐ。
そして夜になるとなぜか一緒に寝てくれる。

朝は私が喋ったら動き出す。

もちろんまだ生まれてはいけない時期なので、下がってこなくて普通なんだけど、
私も結構な高齢だし、「生まれそうなので安静!」とか言われる可能性を思っていたのに、(そしてそのまま生まれたら早く会えるじゃない!とまで思っていたのに)そんな気配がない。むしろ「ガンガン動いてね!」と先生に言われる始末。仕方ないので、とんでもなく重たくなった体を意外と弱い股関節で支えながらヨチヨチと歩いています。

すべてのことについて、好き嫌いがくっきり分かれ、恐ろしく本能的な自分を恐れつつ・・・しんどくても部屋の掃除や整理は欠かせないのが不思議だったけど、これって巣ごもり本能らしく、

人間というのは動物なんだなあとしみじみ思っております。

だいたいこんなに時間があるのもきっとお仕事を引退するまではないような気もするので、今のこのぼーっとした時間を楽しみつつ、秋からの活動のための準備をゆったりと進めたいと思っているのですが、

いかんせん本能的なので、やりたくない時はやれない。はー
もともとそういうタイプなのにもっとそれが加速してる。切ない。

しかし信頼できて、対等に接してくれる人たちが周りにいてくれることに感謝やなー・・・
そのおかげでとんでもなく動物的な自分も、受け入れられるというものだ。