月別アーカイブ: 2014年10月

苔玉

マイガーデン

最近創作で何がしたいかという事が随分はっきりしてきた。物語としては非常にシンプルな物が好みで、そのシンプルな物語が、演出に寄ってユニークに解釈される事に興味があるのだ。今年春に書かせて頂いたkiss-FMのラジオドラマでは、シンプルな物語を書く、という事について少しだけ挑戦できたような気がしている。またあれを、時間ができたら演出してみたい。

シンプルというのは奥が深くて、いまもウェブの為のテキストを黙々と入力しているのだが、ただ文字が羅列してあっても、それはシンプルとは言わんなとつくづく思う。シンプルなウェブサイトが作りたいとおもって始めたのに、こんな素人ではただの読みにくいサイトしか作れんのだ。やはりシンプルには情熱だけじゃ挑めない。経験とテクニックがモノを言うなと思った。

お家の中にしても、今はもうどれだけ生活がシンプルに気持ちよく送れるかという事を考えて整理しまくってるのだが、まあそれにしてもしばらく着て無い服、使ってないもの、必要な時に出て来ない大事なアイテムだらけでびっくりする。必要な物がいつも必要な時にさっと取り出せて、全く使わないものばかりでスペースが奪われないようにするのは、かなりの智慧を必要とする。欲に負けて買い物ばかりしていてはものが増えるばかり、家具の配置にもセンスがいる。

ああ、お家の事と脚本は似ているな。全く話が前に進まないエピソードに物語が侵略されていないか。欲に負けて、物語が横道にそれていないか。その会話、ほんとにそこでいいのか。

心の中に浮かんだ物を、形にするのは簡単じゃない。この感覚を伝えたい、とか、これが好き!とか、こういうことが幸せ!ほんま最悪!ということを思うのは簡単だけど、形にするのはかなり難しい。それでも飽きずに追求する為のガソリンは、功名心とかでは限界があるなと思う。やってるうちに日が暮れるぐらいの喜びが、きっと必要なんだろう。

そう言う意味では家の片付けもウェブの作成も、下手なりに集中できるし、まだ全然だけど向いてるのかなと思う。一方脚本はといえば。書きはじめたらかけるんだけどな。書き始めたら。

 

 

 

 

About my works

The time when I began to write and direct for my play was in 1999. At first almost audience who had watched my plays told that my plays were too difficult to understand, it’s very strange world, boring and confusing. But I had a hard time to understand why they said like that because I  intended to understand my plays.

Now I understands my plays are difficult to understand, but believes the audience who can feel my plays will be on the increase little by little.

And I hope to write and direct about people like me.

IMG_2677

宇陀市

先日、奈良の宇陀市に行ってきました。美容室ママネさんのご自宅です。ママネさんは化学物質を一切使わない美容院。普通の美容院だと私は頭皮が荒れてしまうので、時々通わせていただいてました。子連れで行っても遊ばせておける美容院で凄く素敵でした。現在は休業されているのですが、今回は別件でお伺いしました。

宇陀市は初めてだったのですが、昔ながらの町家が並んでいる風情のある町です。びっくり。雨じゃなかったら散歩したかった。

ママネさんのおうちは、立派なお寺でした。こちらも素敵でした。こんなとこでぼうっと滞在制作したい。

IMG_2967

Dance New Air 2014「赤い靴」終了しました

先月15日、テキストで参加させて頂いた、カンパニーデラシネラ「赤い靴」が終演しました。城崎アートセンターでの滞在制作から、青山円形劇場での稽古まで、刺激的な事ばかりでした。相変わらず小野寺修二さんは一日中フル回転で演出。煙草を吸いに行くとき以外、休む事が無い。片桐はいりさんも、藤田桃子さんも、ソフィーブレックさんも、同じくずっと、ずーっと稽古。稽古場には整体師さんもついてはりました。

写真は片桐はいりさんに頂いた、佐渡島のお土産です。そういえば佐渡島で8月、これもテキストを書かせて頂いた「サイコ」が上演されたのです。観に行けなかったのですが、相当なパワースポットだったそうです。死ぬまでに行ってみたいです。死ぬ時に後悔しても、死んでから行けそうな気もする場所

IMG_2981

IMG_2939

 

先月28日、高槻現代劇場にて上演された「カヌーラジオ」が無事終演しました。高槻シニア劇団「恍惚一座」。私は2年前から講師を担当させて頂いております。

2年目らしく、色々ありました。でも集団で活動するならば何にも無い方がおかしいということで、なんとか。

脚本は、伊地知克介さんに書いて頂きました。15人もの登場人物にそれぞれ見せ場を持たせつつ、どこまでも広がって行く壮大な物語を紡いで下さいました。本当にありがとうございました。

IMG_2956

 

東京でチラシの撮影

京都と東京で、チラシの為の撮影をしました。京都ではカメラマン堀川高志君が撮影してくれたのですが、東京では私ひとりだったので、被写体のみっちーと大石君が色々手伝ってくれました。助かった。撮影場所に、時間堂さんの稽古場をお借りしましたー!赤羽のホワイトハウスというマンションにあって、実は私の自宅もホワイトハウスという名前だったので、びっくりしました。どうでもいいけど。

IMG_2994