2015年「赤ずきんちゃん」」カテゴリーアーカイブ

「赤ずきんちゃん」DVDの発送及び発売につきまして

赤ずきんちゃんDVDをご予約頂いている方への発送および、ご購入開始可能時期につきまして。

当初、DVD予約を受付しておりました東京公演中には、DVDの発送及び発売は5月下旬を予定しているとお伝えしておりましたが、現在のところ6月初旬となる見込みです。お待ち頂いている皆様にはお詫びして訂正いたします。
なお、既にご予約頂いている方には、本日発送が遅延する旨のハガキを発送いたしました。万が一届かないという方がいらっしゃいましたらお知らせ下さいませ。

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赤ずきんちゃん終わりました!

皆様、
ほんとうに、ご来場御協力ありがとうございました!

赤ずきんちゃんは先日2/22、無事、終了する事ができました。
これも皆様の多大なる御協力とご声援のおかげです。

この公演を糧に、次へと進んで参ります!今後ともどうぞ、よろしくお願いいたします!

なお、赤ずきんちゃんDVDネット予約を近日中に開始いたします!
アンケートのアップも引き続きカメのあゆみで進めたいと思います!
どうぞ、皆様、お楽しみに★

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電車の中で音楽聴きますか

ふだん、電車での移動とか、何かの待ち時間に、私はあまり音楽を聴きません。iPodは持ってるんだけど、以前走っていた時には使ってたけど、それ以外の時間で使う事はあまりありません。

それが、赤ずきんちゃんの大阪公演の時に、行き帰りの電車の中で、ひたすら音楽を聴きつづけることになりました。よくわからないんだけど、何かが入って来る事を妨げるために、必死でイアフォンを耳にいれた記憶があります。

例えば電車の中の会話だったり、人の姿だったり、それに反応する自分だったり。そういうものから逃げて独りの世界に閉じこもりたかったようです。

村木よし子さんから借りた本の中で、自閉症の東田直樹君が「ウォークマンを聴いているとすこし不安が解消される。自分が何をやっているかはっきりするので楽になる」と書いていましたが、もしかしたらそう言う事なのかもしれません。

普段私が音楽を聴かないのには理由があって、音楽に支配されたく無いからです。音楽によって閉じたく無いのです。周りから入って来る刺激にオープンでありたいし、浮かんでは消えて行く思考にさらされるのも好きなようです。音楽聴いてしまうとその音楽が思考を限定するし、目に入って来る風景もその音楽によって色づけがされてしまうような気がして、イヤなようです(ようですと書いているのは確信がもてないからです、無意識の行動の結果なので無理矢理こじつけてるかもしれないです)

でも赤ずきんちゃん公演中は、音楽を聴く事で思考をストップさせたい気持ちに駆られました。あるいは何もしていない事が不安だったのかもしれません。あの感覚は人生で初めてでした。特に感傷的なものを聴いて、感傷的な気分になりたかったようです。なんだあれ。

最近は電車に乗ってもまた音楽を聴かない日々に戻りましたので、いまほんとに「なんだあれ」と思っています。不思議な経験でした。

町を歩いていると、時々自転車乗りながらiPod聴いてる人をみかけます、とりあえず危ないからやめてほしいんですけど、危ないを差し引いても、なんか、もったいないと思ってしまうこの私の感覚こそなんなんだろう。

こんな事を書いているけど私は音楽が大好きで、聴くのも歌うのも大好きで、だからこそ最近の自分の「音楽に支配されたくない」願望が逆に不思議かもしれません。音楽会とかはだから、大好きです。聴くという態度で全身で聴く訳だから。

当然台本を書いている時に音楽なんか絶対聴きません。それはもうずーっとそうです。昔からそうでした。でも走るときは聴いてたんだよね。その理由は、村上春樹が音楽を聴きながら走っているからなんだけどね。ちょっと目がくらんでいるかも。本当は私、走るときも聴かないほうがよいのかも。走る事と書く事が同じ事なら(っていうのも村上春樹の影響なので、もうよくわかりません)。やってみるか。

なんにせよ、このかんじが東京でも起きるのかどうか、楽しみです。

東京公演@赤ずきんちゃん、どうなるかなあ。ワクワク。

 

もうすぐ赤ずきんちゃん東京公演なんですよ

ネットで赤ずきんちゃんの感想を見つける。褒められ慣れていないので、嬉しくてリンクはりまくります。うざくてすまんね。

何より今回嬉しかったのは、男性のお客さんが面白いと言うてくれたこと。

以下、多分オサンカタとも男性だと思うのだが、一番下の方は褒めている訳でもないと思うのだが、だからといって「嫌いだ!」とは言われていない(と思う)。これは私の芝居の中では快挙に近い。

そう、男性が私の芝居を突き放さないなんて。

昔から割と女性には甘い採点をしてもらってきた。男女ともに圧倒的に「分からん!」という人が多かったが、女性からは意外と「分からないけど面白かったよ」みたいな、すみませんいつも傷を消毒して頂いて、みたいな感想を頂いてきた。でも男性は違った。いつも突き放したかんじで「分からない」「面白く無い」と言われてきた。辛かったよ。これで容姿端麗だったら「わからないやつが悪い!」と強気でいれたのかもしれないけどさ。

ところが今回、以下のオサンカタは、分からない、気持ち悪いといいながらも、いちおうなんだか突き放してはいないじゃないか。そう思うと逆にこっちが感動してしまった。

いや、広いインターネットの世界、どこか探せば辛口が書いてあるのだろうし、そもそも面白く無かったから書かないという人もいるだろうが、とにかく私としてはとても快挙だったので、あげておきます。ありがとうございます。

習慣HIROSE

シアターを楽しもう

観劇メモメモ

また、お知り合いの劇場関係者の方から、匿名で以下の感想も頂きました。東京公演、チケット予約をする際の参考にしていただければ。どうか、予約してください。

<<トリコAの「赤ずきんちゃん」。パンフの表紙に作・演出の山口さんが、ある事件の動画を見て「彼(加害者)は、被害者のような表情で自分の事件を語っていた。…この違和感、この表情を演劇にしたい…」と書いていました。それは、見事に芝居に現れていました。それは、どこか他人事、無責任、想像力の欠如に繋がって、世の中を腐敗させる勢いです。なのに歌あり、笑いあり、関西らし〜いお芝居でもあります。山口さんの巧みな言葉遣いと女性らしい、しなやかな演出に脱帽です。私の周りでも、腐敗させる状況を多々見ますが、あのお芝居で笑い飛ばせるなぁと思いました。>>

ありがたいお言葉。笑い飛ばしていく。これが私の武器なんだ。と最近気づいた所なんです。真面目には語れない。善くも悪くも。

あと見つけたブログ全部掲載させて頂きます。皆様話題にあげていただいて本当にありがとうございます(中にはきっと、男性もいらっしゃる)。見つけられなかった方、良ければご一報くださいませ。

かなたのブログ

an☆ponta☆n

Musicmessage timeline2

ひめ日記

(「舟歌は遠く離れて」にご出演いただいた日詰さんのブログ。逆にわらわしてもらいました)

そうなの、女性は笑えるのですね。

はー

褒められるって嬉しいなー

でも、課題もがっつり見つけたし、自分の理想とするところにはほど遠いので、このぬるま湯には時々浸かりに来るぐらいにしときます。

でもまずは東京、観に来て頂きたいなあ。

初日があけたら、私に出来る事はほとんど無くて、ただ毎日劇場に来て、本番を観て帰るだけなのだが、それでも楽日が終わるまでは夜、興奮してほとんど眠れなかった。あのシーンはどうだとか、歌がリフレインしたり、もう体全体が休み無く騒いでいる状態。

月曜日に本番を終えて、帰って荷下ろしをして、ぐったりだったけど翌朝からシニア劇団のお稽古で、その日にシニアの打ち上げがあって、シニアにパワーをいっぱい分けてもらって帰って来てやっと次の日の事を考えずに寝た。起きたら久しぶりに「寝るってこういう事よね」と思った。本番あけるまで、私ほとんど寝てなかった。それがでも、辛い訳ではなく。辛くて次の日起きれない事も無い状態。完全に躁状態。

でもまあ、ちゃんと寝れてみたら、身体が「お前なー」とあきれ顔なのが分かった。唯一、食事だけは公演期間中ねをさんにつくって頂いていたので、なんとか乗り越えられたのかもしれない。

観に来て下さった方に色々と聞かれるのだが、皆さん、まんべんなく出演者全員+ウミネコを褒めて下さるのが嬉しい。

ぱっと分かりよいのはもちろん、右近さんと村木さん。二人の事はもう、みんなべた褒めだった。あの人達をウィングに閉じ込めたらこんなことになるねんな、とみんな思ったと思う。私が最初に村木さんと稽古場でお会いした時に受けた衝撃を、皆さんにお伝えできて良かった。破壊力というかなんというか。右近さんなんか、芝居なんて二の次よ、という顔で稽古場ムードメーカーをつとめていたくせに、本番で最もお客さんを沸かすという信じられない離れ業を見せつけて下さった。

田中遊さんと小沢道成くんに関しては、誰だか分からなかったという方が多かった。私の知っている田中さんや小沢さんではない、と何人かから言われた。田中さんはもっとぴりっとした端正な男前で、小沢君はお洒落なイケメンのはずなのに、とシニア劇団のMさんの言葉が言い当ててる。

武田暁さんは、私のずっと観てみたかったコメディエンヌとしての表情が舞台上にあって、それにはまって下さった方が多かった。数人から贅沢な使い方だと言われた。確かに、超高級生クリームを少しだけ絞ったみたいなやり方だな(意味わからんか)

大石君は、表情がすごいと色んな人に言われた。劇の構造上、大石君を頼りにお芝居を観る人が多いと思うのだが、ピッタリはまっていたと言われた。若いのに積極的に良い物に触れに行く行動力のある人なので、それをどんどん自分のものにしていくのだろう。

ウミネコのおかげで楽しめたという方も多かった。音楽本来の凄さだけでなくて、洋平君の作曲や、エコちゃんと洋平君の演奏が、客席と舞台をつないでくれた。もちろん二人の息子のSのパワーもあるのだろう。

美術や衣装も照明も褒められた。五木さんと詩恵さんはともに産後のトリコ初仕事。照明の池辺茜ちゃんや音響の奥村朋代ちゃんは、影で日向で私を支えてくれて、ねをさんは食事と受付回りを仲間大量動員してこなしてくださった。

全てが上手く調和していたと言って下さった方の多い事。

そうだ、そもそもチラシが良くて観に来てくださった方も多かった。それって凄い事だ。堀川君。

もちろん裏でもっと多くの仲間達が支えてくれていて、本当に素晴らしい現場だった。ウイングフィールドの皆さんにも本当に親切にして頂いた。

東京は2月。それまで皆さんゆっくり休んで、力を蓄えて頂けたら嬉しいなあ。

もちろん、自分的にまだまだな部分をまた今回もまざまざと見せつけられたが、そうじゃないと続けてられないとも思った。改善部分が山ほどある事にほっとしてしまう不思議な感覚。

日が長くなったな。スーパーでは菜の花が売られている。

写真はお客様に頂いた差し入れ。

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赤ずきんちゃん稽古12月10日

今日稽古をして思った。私には圧倒的に、笑いが必要だ。笑えるものでないと、前を向けない。

前というのは人生の前でもあるし、稽古場のシーンでもある。稽古場、じっと俳優を見つめるとき、そこに「酔い」を見つけた途端に私は恥ずかしくて死にそうになる。これはもう生理的に。絶対的に。

人が酔っている姿をみるのは嫌いじゃない。時々憧れる。私もそうしたいと思う。

でも私は酔えない。私がお酒を飲めないのは、そのせいなのか。いや、お酒が飲めないから酔えないのか。(関係ないのは分かってるけどな)

笑いを生み出すためなら、いくらでもアイディアが出て来る。それが有効かどうか、センスが良いかどうか、それは全然分からないし、正直どうでもよくて、ただ、笑いのためならば、私の意志が途端に強固なものになって前に押し出て来る。

あと音楽的な事。リズム的な事。そういうのにたいしても、割と理想がはっきり見えて、夢中になれる。

赤ずきんちゃんの台本や稽古が、これまでの創作に比べて飛躍的にリズミカルに前に進んでいるのは、圧倒的にそういうものに焦点を絞っているからだと思った。無惨で悲惨で滑稽なものを、私は笑いながらリズムよく描写したいし、それが実現しつつある今回の現場は、私の精神にとても良い。

それがやっと分かってきた最近、私が好みだなと思う、私が素晴らしいなと思う、最近観た、同世代の作家の作品への憧憬に、いいあんばいに諦めが混じってきて、段々と楽になってきた。私にはやっぱり、ああいう硬派な作品は作れないわ。すごく憧れるけど、できない事ってあるんやなと思う。

安っぽくてバカバカしい事だと、私自身の、潜在的な意識の食いつきが凄く良いのが分かる。身体が嫌がらないのが分かる。

遅いけど、自分のカラーのようなものがようやく見えてきた最近は、やっぱり、少し生きやすい。「なりたい自分」じゃなくて「自分」というのがすこーしだけ分かったら、肩の力が抜けた気がする。余計なチャレンジをしなくなるとも言う。それはそれで少し寂しいけど。

これまで私は、自分のプロフィールに、事実しか書けなかった。事実というのは実際に起きた事。という意味。受賞歴とか、公演歴とか。

こういう芝居をしたいと思っているとか、社会に対してこうおもってんだ、とか、私はアーティストとしてこういった特性があるんです、みたいなことが、書けなかったの。それは、こだわりではなくて、単純に分からなかったから。自分に何ができるのか、本当に分からなかったから。だからそう言う事がかける人たちをもまた、ほんとうに羨ましいと思ってきた。

まあ分かったからって言うて、今じゃあどうそれを書いたらいいのかは、まだあんまり分かっていないけど、でも、やりたい事、追求したいこと、もっともっといっぱいやりたいこと、は、今の所割とはっきりしているので、正直言うと前途洋々だと自分で思う。

京都で俳優をしていえる黒木陽子ちゃんが、自分にとっての編み物は人に褒められるものではなくて夢中になれるものだとFacebookに書いていたけど、私にとってのそれはきっと、笑いなんだと思った。歌う事とかもそう。

それが、評価されるかどうかは別。自分が楽しめる事が、それである、という事が、重要なんだなあと思って、すっごい楽。

本チラシが出来ました。

本チラシが出来ました!
来週末辺りから、京都、大阪、東京で撒きはじめます!
堀川高志君と、うんうん言いながらアイディア練りました。
一緒に台本のことも深まって良かったです。
最後は高志君がスパーッと仕上げてくれました。

頑張って東京まで機材もってって撮影したし、
いっぱいの人に見てほしいな。
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東京でチラシの撮影

京都と東京で、チラシの為の撮影をしました。京都ではカメラマン堀川高志君が撮影してくれたのですが、東京では私ひとりだったので、被写体のみっちーと大石君が色々手伝ってくれました。助かった。撮影場所に、時間堂さんの稽古場をお借りしましたー!赤羽のホワイトハウスというマンションにあって、実は私の自宅もホワイトハウスという名前だったので、びっくりしました。どうでもいいけど。

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