別冊トリコ

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2011年11月アーカイブ

2011年11月24日

ジネンジョ来たー

ミレニアムという小説にはまってる、久々のこの感覚。村上春樹以来。面白い小説を読んだときって言うのは、生活と物語の世界と両方にいるような感覚になる。パラレルワールドがリアルに体験できる。

日常生活をしていても、1行読むとすぐにその世界に戻る事ができるし、本を閉じれば眼の前の世界に戻る事ができる、・・・がやはりこの間は物語の世界の方が何かリアルな感じがする。早く戻りたい、と小説を観て思う。こんな感覚にしてくれる作家を尊敬する。

ちなみにミレニアムを買おうと思ったのは、書店で山積みにされていたからではない。山積み小説を買って今まで何回も失敗してるからそんな事じゃ手に取らない。単純に作家がスウェーデンの人だったからという理由。地名や人名になじみが深くて読みやすいと思ったら本当にその通りだった。でもそれだけでもなかった。ものすごいエンターテイメントであった。それが最初は目についたりもしたけど、気がつけばあらゆる隙間時間を使って読みつづけ、今日はもう和知で1日を費やして読み終えてしまった。終わりにさしかかるにつれて寂しい気持ちに成ったけど、実はこれ、3部作の2部の上下巻だったようで、これからまだ1部と3部を読む楽しみが残っている事を知ってちょっとほっとした。でもそれもつかの間だろう。なぜなら作家はこのミリオンセラー?を知らずして亡くなったらしいから。顔をみると典型的な北欧人の顔。勝手に懐かしむ。

さて、そんなミレニアムの合間合間に入って来た今日1日の和知を写真でお送りしまーす。

朝の8時に和知について、すぐに干し柿の準備をしました。
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軒先につるととてもかわいい。実は私・・・・干し柿苦手なんです。ここだけの話。でも、この吊るしてる感じがかわいくてやってしまいました。同じ理由で大根も干したくなっている私。いやいや多分自分でつくったんだから食べれると思うな。

多分。

その後は京都新聞の元旦の一面の記事作成のためF記者が到着。はっちゃんと連れ立ってしずおさんちに行きました。しずおさんは蜂の巣のもとをつくってましたよ。しずおさんとこの蜂蜜はめちゃめちゃおいしい。
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こんな仕掛けから、あの蜂蜜が生まれるんです。

その後、あけみさんにキウイと林檎と「きたあかり」というお芋さんを頂いたので、早速えみちゃんとお昼御飯に食べてみました。
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ランチョンマットにしたのは黒谷和紙。ハタノワタルさんという方がつくったもの。かわいい。この和紙の鞄が欲しいんだけど、中々手が届きにくくて。きたあかりは殺人的にうまかったです。クリームみたいやった。えみちゃんと、一回すりつぶしてもう一回整形したみたいやねーといいながら食べました。本当に本当においしかったです。

その後は、なななんと!!

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梅雨時期に植えたジネンジョを掘り返しましたー!わーい。

実は私、ジネンジョを植えたはずの表面に大量になっていたムカゴを観て、「あれ、こんなちっさいのしかできひんかったんか・・・」と落胆してたんですよ。

ところがどっこい。はっちゃんがきて「それはムカゴや。できてへんわけないやろ」なんて言って、あれよあれよという間に掘り返してくれたのです。はっちゃんは農具を土にあてがいながら「この辺」といってジネンジョの場所を言い当てていきました。神業です。

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「あたってるからわかるんや」と謙遜しますが、私が農具を土に振りかざしても何もあたりません。なぜだ。

夕方には早川さんがいちごをくれました。
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ぴかーんと光るイチゴ。スーパーじゃみかけません。ニスぬったみたいにピカピカで、甘かった。

ジネンジョもものすごく白くてネバネバでおいしかったよ。

今日も寒かったけど素敵な和知でした。
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太陽に照らされたナナカマドは以前勢力衰えません。

宝だらけの和知です。

2011年11月20日

ゆっくり和知滞在

久々に和知に帰って、9月に植えたキャベツ、ブロッコリー、カリフラワーを収穫。夜なのにどうしても食べたくて。それにしてもすごい。すごいよー。
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翌日は1日こつこつトリコの経理して、その後三土市に行きました。雨だったけど中々素敵なお祭りであることは分かりました。私は竹炭を買いました。家にはえみちゃんの友達の美人のてるちゃんが来ていて、イモの茎を煮たのをくれてそれがとてもおいしかった。夜は精華大学のアートキャンプの学生たちの集まりに顔を出しました。

翌朝は8時集合で山入り。
山入りとは山のお世話。私の住む大迫の住民の皆さんで、山を守る為にどぶさらいとか雑草刈りをするのです。ずっと忙しくて村用に参加できてなかったから、これでやっと。

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朝の美しい景色を写真とりながらのんびり集合場所に向かったら、まだ8時に成ってないのに既に点呼!あかん、次からは15分ぐらい前につくように行こうと決意。

山の中はものすごく気持ちがよかった。どぶさらいは中々大変なのだが、80歳のはっちゃんが私よりもさくさくとどぶをさらっていくのをみると、私もがんばらねばと思います。疲れたら時折山の中に耳を澄まして、そうするとなぜかフィンランドを思い出します。フィンランドに居る時はよく森にでかけたなあ。

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私の畑師匠はつみさま。

皆さんと色々お話をする。40年前の植林の時に、朝から晩まで手弁当で山に入った苦労とか。シカは角の数だけ鳴くこととか。今の私にとっては面白い話ばっかり。ちよこさんのご主人がいたので、ちよこさんの家の軒下に、柿がつるしてあってそれがうらやましい、という話をしたりもしました。すごいかわいいので。

どぶをさらう間は無心、でも疲れて休んでいるあいだは、こうやってみんなが少しずつ自分の私物の時間や物を持ち寄って、山を守ったりする事について、その意義を考える。このようなことがもたらす、言葉にできない恩恵がある。

8時からの山入りが11時に終わり、そのままゆずをもらいにいきました。静男さんの軽トラ、柚のにおいがするので、うわーめっちゃいいにおいですね、と言ったら、「これはひろしさんとこのゆずや。もらったらええわ」といって連れていってくれることになったのです。

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大きな柚が大量になっているのを自由に収穫。ゆずって、木にはバラみたいにとげがたくさんあって、気をつけないととても痛い事を知りました。持って帰って、早速部屋においたり、柚茶にして飲みました。

家の前にはまだナナカマドが赤い実をならせていて、とてもかわいい。この家は本当に最高です。

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畑にまだ残っている野菜を最後にどうぞ。
感動します。野菜。野菜よ。

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夜になると、ちよこさんが柿を持って来てくれました。
山入りの時にご主人に伝えた事を聞いて持って来てくれたのです。
干し方を聞いたので、今度の木曜にやります。たのしみじゃー。
この形の柿、なんかわからんけどおいしそうやなー。
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  • トリコA 演劇公演「つきのないよる」