別冊トリコ

田舎の生活+海外での活動はこちらでお届けします

2011年1月アーカイブ

2011年1月31日

かぎあみ

先週末は、お隣のはつみさんちで、かぎあみを教えてもらいました。

でも写真を撮って来るのを忘れた・・・!

次は手編みを教えてもらうので、その時に必ず。

はつみさんは昭和6年生まれの80歳なのですが、私ははっちゃんと呼んで、仲良くさせてもらっています。はっちゃんの人生は壮絶です。和知で生まれ和知で育ち、3人の子供を育て上げ、今は一人暮らしをしています。ここには描けない、ドラマを、はっちゃんは経験してきました。

私の人生はさいあく。

はっちゃんはいつも言います。でも私はなぜか、はっちゃんが大好きです。なんでやろう。

毎回、野菜やらなんやら色々もらうからかなあ。

今回も、かぎあみを教えてもらったあげく、かやくご飯をごちそうになって、お土産にタッパ−2つ分を牛乳とお菓子と一緒にもたせてくれました。節分の時にいたら、巻き寿司をあげたのに、残念やなあと言われてしまいました。あー残念。

私はやっぱり、野菜をもらうからはっちゃんを好きなのではないと思うのですが、ではなぜと聞かれたら、答えられません。

春になったら本格的に、農業を教わる予定です。楽しみじゃ。

2011年1月25日

過疎で何が

先週末は、旧和知町で町長を二期務め、そのあと16年にわたって府会議員を経験し、全国森林組合連合会では長期にわたってトップをつとめつづけた、堀かくたろうさんにお話を訊きにゆきました。

91歳とは思えぬ意欲と健脚に、目をみはるばかり。

多くの本を貸して頂き、かわいらしい奥様と美しいお嫁さんのお話も聞き、おみやげにみかんとかおかきをたくさんもらって帰りました。またおいで、と言うかくたろうさんの物腰は、お偉いさんのそれではありません。おじいちゃん。そう、愛すべきおじいちゃんの、孫に対する態度。

素敵すぎるー。

どこにいても凄い人は凄い。
そして本当に凄い人は、本当に物腰が柔らかい。
私なんぞ、すっかり取り込まれてしまいます。
威嚇されても絶対心は取り込まれないけど、あんな風な人には自ら進んで懐に入りたくなってしまう。面白いなあ。

ooyuki.jpg

ところで

私が和知に滞在している理由は、第一に、過疎地域というものがとてもとても気になったから、であります。そこで何が起こっているのか、住まう人々はどんな心持ちなのか。知りたかったのです。

それは和知ではなくても良かった、といえば確かにそうでした。
それが和知になったのは、確かに偶然です。

でも、今はそれが必然であるように思います。
京都市内から電車で1時間半のこの小さな集落には、私が生まれ故郷、京都市とは違う空気が流れています。でも、なぜか、私はここに、郷愁を感じるのです。

住み始めたから、と言えばそうかもしれないけど。
野菜をいっぱいもらえるから、と言えばそうかもしれないけど。
まだ本当の苦しさを知っていないだけ、と言えば絶対そうなんだろうけど。

しかしこれを戯曲にするのは、大変だなあ。

和知ではまだまだ、雪がいっぱいです。

2011年1月21日

机上の空論

現在、ちょっとずつですが、フィンランドに関連する演劇公演の為の準備をしています。関連する、というのは、フィンランドでやるかもしれないし、フィンランド人とやるかもしれないし、フィンランドの文学をやるのかもしれないし・・・という事で、まだどういう形になるかは分からないという事です。

でも、何かやりたい、という事で、微妙に動いております。

先日から、その為に久々に、フィンランド語でメールをしています。もどかしい・・・言いたい事が全然言えない。だからといってネットで検索したって出てこないし。

全然別件で、ヘルシンキのコーラスグループには英語でメールしたのですが、フィンランド語で苦労してる最中だと、英語の素晴らしさがよくわかりますな。なんてったって、ネットで「机上の空論 英語で」って検索したら、出て来るねんもん。答えがさ。

出てこうへんもん!フィンランドは!あーもどかしい!

いやいや、だから私はフィンランドに行ったのだった。
摩訶不思議な言葉に触れたかったんだった。

それがイコール苦労だという事を、当時は全然分かっていなかった。

今もあんまり、分かってない。
だからこんな企画をやりたいと思ってしまうのだと思う。
懲りない。ほんと懲りない。

・・・お楽しみに。

2011年1月17日

雪の和知

先週末は京都市内も大雪やったけど、和知も凄かったぜー。

horike.jpg
これが秋に取った我が住処の写真。左手にピンクの花びらをつけた木がみえるでしょ。そこの後ろが入り口。これが

yuki2.jpg
こんなかんじになって、入り口がすっぽり雪で埋もれてしまったのだ。
(脱出してから撮りました)


玄関の前だって
yuki1.jpg
当然こんな感じ。


いやー雪かき仕事で筋肉痛です。
でも家の前は、区長さんのしずおさんが道を作ってくれていたので、なんとか下まで降りる事ができました。うちはちょっと山の上の方に有るので、まさに「うちの為だけの道」を作りにわざわざ家のトラクターみたいなのでのぼってきてくれはるのです。

そういや先日は近くのおばさまが「バス停で雪で埋もれてるからちょっとかいてくる」といって出掛けてゆきました。都会で失われた共同体がここにはまだあります。


16日には初めての取材敢行。しずおさんと奥さんのあけみさん。私の住む大迫の区長さん。いつも何かとお世話になっているおうち。話を聞いて行くにつれ、昭和30年代の和知にタイムトリップしたくてしょうがなくなった。戦後の復興の話は、どの地域でもきっとあれぐらい、興味深いんだろうなと思うが、ここ、和知でも。


この取材を秋まで続けて、舞台化します→和知の収穫祭

  • トリコA 演劇公演「つきのないよる」